2008年03月18日
ぶたぶたくんのおかいもの
これもかなりシュールです。
でも、こどもは好きで保育園のころはかなり読まされました。
始めは、なんじゃこれ?!と思う箇所もあるのですが、読み込むと味が出てきます。
スルメのような絵本です。
ぶたぶたくんはお母さんに頼まれて、お使いに出かけます。(ストーリーは普通ですね)
でも、このぶたくんちびまる子ちゃんに出てくるブー太郎のように、
いつも「ぶたぶた ぶたぶた」言ってます。
おかげで、みんなぶたぶたくんの本当の名前を知らず、”ぶたぶたくん”と呼びます。
お母さんまで、自分でつけた名前を忘れて”ぶたぶたくん”と呼ぶんです。
最初にパン屋さんに行くのですが、ここでぱんやのおじさんがくれる
”いちばんのかおつきぱんのじょうとうぱん”がまたシュールです。
シュールで昭和のにおいがする絵本ですが、あったかいです。
「読んであげるなら3歳~自分で読むなら小学校初級むき」と書いてあります。
作・絵 土方久功
出版社 福音館書店